FUKUSHIMAレポート~原発事故の本質~

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FUKUSHIMAレポート~原発事故の本質~


□■FUKUSHIMAプロジェクトの構成メンバー■□

水野博之<大阪電気通信大学副理事長、松下電器産業元副社長>
山口栄一<同志社大学ITEC副センター長>
西村吉雄<早稲田大学 大学院政治学研究科客員教授>
河合 弘之<弁護士、さくら共同法律事務所パートナー>
飯尾俊二<東京工業大学原子炉工学研究所准教授>
仲森智博<日経BPコンサルティング チーフストラテジスト>
川口盛之助<アーサー・D・リトル(ジャパン)アソシエイト・ディレクター>
本田康二郎<同志社大学ITEC リサーチ・コーディネーター>


◆主張◆
福島第一原子力発電所の事故を、完全な第三者の立場から調査・分析し、そこから得られる教訓を後世に伝える。この目的で発足したのがFUKUSHIMAプロジェクトです。事故直後に企画が生まれ、2011年4月には委員会が発足しました。以降、9カ月に及ぶ活動の成果をまとめたのが本書です。その内容は、政府の事故調査・検証委員会が発表した中間報告書などとは大きく異なるものです。
 
本プロジェクトの大きな特徴は、活動資金の一部とレポート発行の費用全部を賛同者からの寄付金によってまかなっていることです。特定組織の意向や市場原理に左右されることのなく活動を進め、目的を達するための試みです。このため、委員は無給で活動を進め、書籍の印税も受け取りません。

【目次】
第1章 メルトダウンを防げなかった本当の理由―福島第一原子力発電所事故の核心
1・1 はじめに─何かが見逃されている
1・2 事故は、どのように起こったか
1・3 1号機は、どのように制御不能になったか
1・4 3号機、次いで2号機は、どのように制御不能になったか
1・5 5月15日の豹変
1・6 日比野靖の証言
1・7 JR福知山線事故との類似性
1・8 何があきらかになり、何をあきらかにすべきか
1・9 おわりに─新しい曙光に向かって

第2章 3・11に至るまでの日本の原子力安全規制
─国はなぜ「全交流電源喪失を考慮する必要はない」としたのか
2・1 事故を防げなかった国の安全規制
2・2 すべて想定されていた
2・3 国策民営体制─責任の所在が不明確

第3章 日本の原子力政策─核兵器製造力とエネルギー自給を高速増殖炉に託す
3・1 核兵器製造のポテンシャルを保持する
3・2 高速増殖炉によるエネルギー自給に固執
3・3 核燃料サイクルと再処理
3・4 放射性廃棄物の処分
3・5 日本の原子力政策への提案

第4章 原発が地域にもたらしたもの
4・1 米国─中央─地方─ムラ
4・2 原子力は雇用増と所得増をもたらす
4・3 原発依存症─原発なしには、立ち行かない経済
4・4 原発立地─近年は既設発電所敷地内の増設が主流
4・5 放射能被害
4・6 これからの原子力政策と原発立地地域の今後

第5章 風評被害を考える
5・1 風評の恐ろしさ
5・2 各種メディアの取り上げ方
5・3 打ち手としてのWall of Shame(恥辱の壁)
5・4 「検証屋」機能のトライアル
5・5 別の可視化装置
5・6 総論としての日本論

第6章 電力事業における原子力発電の位置
6・1 そもそも発電コストパフォーマンス論
6・2 原子力発電のコスト
6・3 電気料金の決め方─総括原価方式
6・4 原子力損害賠償スキーム
6・5 発送配電分離
6・6 人口の減少とエネルギー需給

第7章 原発普及の今後
7・1 原発普及は先進国から新興国へ
7・2 原発の安全保障上の役割
7・3 新興国が電力の未来を決める

。 °⌒゜°⌒°。

コアラさんにこの本を紹介されてから
毎夜この本を読んだ

「原発と核開発との関係は、日経BP社刊のFUKUSHIMAプロジェクト委員会著「FUKUSHIMAレポート 原発事故の本質」(900円)で詳しく描写されています。参考文献もしっかりあげられた良い本です。ご一読あれ。なおこの本は東電経営者が事故を起した原発を早期に海水注入することを決断しなかったために大事故になったとの解析結果を出しています。非常用炉心冷却装置は、1号機で8時間、2・3号機では23時間、電源喪失後も動いていた。この間に海水注入をしていれば完全に冷却できたはず。しなかったのは東電経営者が巨額の損失を恐れたからというのが、このプロジェクトの結論です。6/20コアラさんのコメント」



う~ん
これが学者と言われる人の検証の仕方なんだ
すごく納得できる正確な文章

是非
みなさんにも
読んで考えてもらいたいと思い
HP「野の花舎」伝えたいことに1章の一部を載せました!



また、FUKUSIMAプロジェクト委員会で
[国際シンポジウムのビデオ]
アップしていることも知りました

1章を担当された山口栄一さんの
問題意識提起が飛び込んで来ます
ビデオで聴く方が得意という方は
色の変わっている箇所をクリックしてみてください


。 °⌒゜°⌒°。

原発事故が起きた当初
マスメデアの報道の仕方に違和感をもった
東電の経営者は「想定外」と繰り返し言っていたが
設計エンジニアはそんなに愚かだろうか?

「最後の砦」を準備しておくべきだと考えるのが
エンジニアの倫理感というものだろう

多くのエンジニアの方に会って話を聞き
その想像があたっていたことを知ったのは
3月29日のことだった

しかも三つの原子炉とも「最後の砦」は
動いて原子炉の炉心を冷やしつづけた
ところが
原子炉が「制御可能」であったときに
経営者は「海水注入」の意志決定をしなかった


1号機で海水注入ができなかったのは
不可抗力かもしれない

しかし12日の夜
2.3号機は余裕をもって「海水注入」ができた
なのに彼らはこれを拒んだ

当時の菅総理とアドバイザーの日比野靖さんが
「早くベントと海水注入するべきだ」と強く主張したが
東電と原子力保安院は実行しなかった


なぜ東電の経営者は「海水注入」を拒んだのか
一つには彼ら自身がつくった
「過酷事故マニュアル」にあるのかもしれない


マニュアルには
「なるべく海水注入は回避するようにねばれ」とある
恐ろしいことに今もそのマニュアルは生きている


ただ山口さんが被害者にしている人のなかに
下請け孫請けの作業員が入っていないことが疑問
従業員の中にいれるのは無理があるように思う

会社の経営者の責任を
こんなにきちんとわかりやすく書いてあるのは
すごく気持ちよかった

同感でたくさん拍手したい











はじけるしゃぼん星

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この記事へのコメント

2012年07月19日 22:46
ののはなさん、こんばんは。
暑さ厳しい毎日でしょうね。
ご健康に留意なさってくださいませ。

どのような検証があっても、デモがあっても、
多くの国民が反対の意思表示をしようとも、
権力の前になす術がないのでしょうか。

権力を盾に押し切る傲慢さ、民主主義とは名ばかりの国家体制に
空しさを覚えるばかりです。
人が自らの手でこの大地に汚点を付けてゆく、
愚かなことですね。
国民のためとの方便で…。


コアラ
2012年07月23日 15:59
原発再稼働に対する多くの人の抗議は、ようやく政界にも届き始めていると思います。先日民主党参議院議員が数名離党してみどりの風という団体を作ったこと。鳩山元総理が総理官邸前のデモに参加し、自身も再稼働反対と表明したこと。さらに菅前総理も再稼働反対と表明した。すでに国会の中に超党派のエネルギーシフトを考える議員集団ができているし。諦めずに抗議を続けることですね。それぞれのできる範囲で。
ののはな
2012年07月27日 14:41
゚。♡涼さん゚。♡
 本格的な夏到来ですね。窓という窓すべて開けはなって、おまけに玄関のドアまで全開して風のまん中にいます。おしぼりをいつも手に顔や襟首をふいています。仕事をしていると気が紛れます。と言っても夏の仕事は植木鉢の水やり。決まった家の中のお掃除。
 権力というものは一体どういう質のものなのでしょうか。今までこういうことに無関心で生きてきたというわたしのおめでたい性格にあきれています。一体自己満足ではない運動ってどうあるべきなのでしょうね。運動がなにかを変えるって思ってきたことは間違いだったのでしょうか。学問というアプローチを考えてこなかったので、最近はそういうことに目がゆきますが、それとても権力の前には無力。今日、BSで世界のニュースを見ていましたが、民主的な国家の成立までにはまさに命をかけての闘いが必要なのでしょうか。そう言って若い頃には暴力肯定の団体もありましたが・・・わたしはどうも・・。昨日、東大の加藤陽子教授が「原発事故調の報告書を読んで」と寄稿してました。「過去から学ばない失敗、繰り返すな」という。
歴史研究に携わる者として考えさせられた2つのことを述べておられましたが・・・同感でした。こういったきちんと言葉にできる方々にがんばってわたしの気持ちを代弁してもらってがんばってもらいたいと気持ちを強くしました。東京新聞ではもっと市民の動きを取り上げていますが、読売新聞などは読むべき所もなく・・・こうして国民の意識に格差が生まれてゆくのは怖いなって思います。

涼さんも

ののはな
2012年07月27日 14:47
゚。♡コアラさん゚。♡
いろんな動きが見えるようになりましたね。わたしは民主党の中で、こうした動きがあるのはいいと思いますが。分裂してゆくのはどうなのでしょう。いろんな意見を取り込める大きな党に育ってほしいなって思ってます。簡単にだめって諦めるのは・・・都教組が日教組から脱退してしまった苦い経験からそう思います。意見の異なる者を内包できない組織は腐ってゆきますね。異分子を排除してまとまったとしてもそれは本物ではない。そんな・・・思いで、政治を見ています。ただ一国民として主張すべきはきちんと主張できるようでいなければ。。。と。これがなかなか難しいのですが。
まあ諦めないことですね。
コアラ
2012年07月29日 12:15
政党と労働組合は違います。目的が異なります。労働組合はあくまで労働者の権利を守るためのもの。都教組の日教組からの分裂は、たぶんに共産党の都合による組合引き回し。連合の中に入った日教組の中にいても、ことなる主義のグループが内部にあっても教育労働者の権利を守る戦いはできます。しかし政党は、ある政治信条なり政治綱領を実現するための組織。その信条や綱領が異なっていれば同居できない。民主党っていまだに綱領がないことご存知ですか。自民党は曲がりなりにも自主憲法制定など保守としての綱領がありますので、その大枠の中なら、様々な主張が共存できます。民主党は保守と革新の野合政党。外交政策でも安全保障政策でも内政でも一致点はありません。目的はただ政権獲得。だから政権獲得してしまったら目的が達成されたので、あとはそれぞれのグループの政治信条と綱領のぶつかり合い。議論できないのは当然です。前原派や野田派は新保守主義。小沢派や鳩山派は保守主義。菅派や旧社会党や民社党Gは社会民主主義。どんどん分裂してしかるべき。そしてこれはすでに内部で新保守主義(自由経済至上主義で政府の経済関与を最大限制限し富の偏在を認める)と保守主義(漸進主義で極端なイデオロギーを嫌い、民主主義と自由平等を尊重する)に分裂して綱領的にも一致できなくなっている自民党の分裂も誘います。政党が主義や綱領でまとまれば、国民の要求がそれを通じて国政に反映されやすくなります。民主党分裂はその始まり。
ののはな
2012年07月29日 21:08
゚。♡コアラさん゚。♡
 確かに政党と労組は目的が異なりますね。う~ん、民主党は政権を取ることだけが目的で一致した野党だったのでしょうか。「政権を取ること」だけが共通の目的だったのでしょうね。なかにはいろんな考えの人がいますからね。しかし100人いれば100通りの考えがあるのでしょう。消費税ひとつとってもいろんな考え方があると。しかしいろんな思惑で一致した行動を取る人が出てくるのでしょう。中での議論って期待できないのでしょうか。見ていると始めに結論ありきで、ほんとうにひとりひとりが意見をぶつけ合う場を持っているのでしょうか。「消費税を上げる」という結論に行くまでにもっと議論しておけば、その使い道に関してももっと明確になるような。なんだかすごく不安で・・・コアラさんが以前指摘されていたようなことになるような気がします・・・。
 民主党は政党の体をなしていないって言えばそのとおりなんですよね。未熟な党だから、ケンケンガクガク意見を闘わせて、新しいスタイルの党に成熟してもらいたいというわたしの願いも無知から・・・なのかな~。今となっては鳩山氏は平時だったら良かったのでしょうけれど、こんな難題山積みの政局ではあまりにも現実離れしていて。
 そっか、自民党の分裂もこうした中で起こりつつあるのですね。

>政党が主義や綱領でまとまれば、
>国民の要求がそれを通じて国政に反映されやすく
>民主党分裂はその始まり。
 そんな風に見れば、たしかに新しい局面が立ち上がっているのですね。
そんな目で新聞を読むことにしますね。
 政治経済にも弱いわたしにいつも教授していただきありがとう!
コアラさんのお仕事、ほんとうに大変そうですが、やりがいもありますね。夏ばてしないように、健康に留意されて、どうか11月までにいいお仕事が実りますように。

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