原発のコストは安いはずない!

画像
画像
画像








「電力コスト低減のために原発再稼働」ですって
「ほんとうに原発のコストは低いの」
「そんな訳ないでしょう」

この頃はTVはなにも報じないから
忘れてしまう人もいるのかな
一国の総理もそうらしい
もう一度載せておくよ
老婆心から
安倍晋三くん!




画像
画像
画像








参照: <A Succesful  Failure>の原子力発電のコストは本当に安いのか?



電力事業連合会からの資料
画像

この図ではたしかに原発のコストは低いように見える
しかしほんとうだろうか
そこで調べてみました

以下の資料は・・・
「立命館大学国際関係学部教授 大島堅一氏の論文」
 原発の本当のコスト-公表データから見えてくるもの-

・・・からいただきました



◆発電の費用として考えられるのは

①発電に直接要する費用
  (燃料費、減価償却費、保守費用等)

②バックエンド費用
   使用済燃料再処理費用
   放射性廃棄物処理費用
   (低・高レベル放射性廃棄物処理費用・TRU廃棄物処理費用)
   廃炉費用(解体費用・解体廃棄物処理費用)


・・・②は原子力に固有の費用
・・・①と②は料金原価に算入


③国家からの資金投入
 (財政支出:開発費用、立地費用)

・・・③は一般会計、エネルギー特会から

④事故に伴う被害と被害補償費用


・・・④は原子力発電は莫大
 料金原価には不十分にしか反映されていない
 福島第一原発の被害費用は数兆円規模といわれる



◆電源ごとの単価実績でコスト比較をすると
1970~2007では

原子力  ・・・8.64 円/kWh
火力    ・・・9.80 円/kWh
水力    ・・・7.08 円/kWh
一般水力 ・・・3.88 円/kWh
揚水    ・・・51.87 円/kWh
原子力+揚水・・・10.13 円/kWh


「揚水発」は出力調整がやりにくい原子力発電を補完する設備
そこで原子力発電のコストは「原子力+揚水」と考えるべき

そう考えると原子力発電のコストは他とくらべて決して安くない 


 さらに大島教授は原子力政策の財政的裏付け(上記③の費用)として、一般会計エネルギー対策費と特別会計(電源開発促進対策特別会計→2007年度よりエネルギー対策特別会計)を挙げている。エネルギー政策は国策であり、追加的な財政支出がなされたり、電気料金を通じて追加的な負担ができるような措置が取られている。これに関しては自民党政権下で複雑な制度がパッチワーク的に追加されてきたという。大島教授は電源別に計上されている財政資料は存在しないとして、「國の予算」を基礎に可能なかぎり電源別に再集計して発電量で割っている。


 続けて大島教授は、立地対策費用の実に7割は原子力支出であるなど、交付金実績からすれば約7割が原子力向けであるとして、財政支出を加味した電源別費用(単価)の実績を次のように算出している。これは上記①②③の費用の合計となる。原子力が他と比べて突出した手厚い保護をうけているせいで単価が高くなっている(1kWhあたり約2円)。


◆大島教授が加味した電源別費用では
1970~2007では

原子力  ・・・10.68 円/kWh
火力    ・・・9.90 円/kWh
水力    ・・・7.26 円/kWh
一般水力 ・・・3.98 円/kWh
揚水    ・・・53.14 円/kWh
原子力+揚水・・・12.23 円/kWh

※事故の場合の被害額、被害補償額は上記の表には含まれない


ここで大島教授は次のように小括

○原子力単体でみた場合であっても、原子力は安価な電源とは言いがたい。
○「原子力+揚水」でみれば、最も高い電源である。
○電力料金を通じて支払われている電源開発促進税を主財源とする財政費用は、原子力が最も高い。
○つまり、原子力は、財政的に優遇措置を受け続けてきたと言える。
○今後も優遇策を続けるべきかどうかは議論の余地がある。少なくとも、財政からの資金投入を含めて議論すべきである。


総合資源エネルギー調査会の2004年の資料によれば


◆②のバックエンド費用は莫大なもの
    (廃炉費用は含まない)

再処理・・・11兆円
返還高レベル放射性廃棄物管理・・・3000億円
返還低レベル放射性廃棄物管理・・・5700億円
高レベル放射性廃棄物輸送・・・1900億円
高レベル放射性廃棄物処分・・・2兆5500億円
TRU廃棄物地層処分・・・8100億円
使用済燃料輸送・・・9200億円
使用済燃料中間貯蔵・・・1兆100億円
MOX燃料加工・・・1兆1900億円
ウラン濃縮工場バックエンド・・・2400億円

合計・・・・18兆8800億円


バックエンド費用がこんなにも膨大だとは!!


◆事故に伴う被害と被害補償費用

さらに福島第一原発事故などが発生する場合の費用も考えなければならない

1.直接的事故対応
  ◦事態収束費用
  ◦廃炉費用

2.電力事業者の経済的損失
  ◦資金調達、信用

3.被害対応
  ◦被害補償費用
     ・財産被害など事後的に補償可能な場合…被害補償費用
     ・生命被害など事後的に補償不可能な場合…被害代償費用

  ◦被害修復費用(完全修復、部分修復、大体修復)
  ◦被害緩和費用
  ◦取引費用
  ◦行政費用


 *廃炉費用は②バックエンド費用の中に位置づけられている
 *原発の被害補償費用も一部手当がなされている



◆ツケは国民負担に
  「廃炉費用」と「原発の被害補償費用」
  以外の他のすべての項目は
  新規に発生する費用であり
  全く何の手当もされていない

これはすべて国民の負担

<



はじけるしゃぼん星

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 36

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

2014年02月17日 12:02
ののはなさん こんどは原発の問題も総括してくれましたね。
私も立命館大学の大島教授のご意見を読んだことがあります。同志社大学の山口教授、京都大学の小出助教など、真の科学者と呼べる人々がいてくれることは、私たちにとって大きな希望の灯火ですよね。
此処に整理してくださったデータの他に、私が最も恐れるのは、使用済み核燃料と、今後廃炉の作業が本格化したときに出てくる放射性廃棄物を保管する場所がないと言うことなんですよ。
日本のエネルギー政策は完全に破綻していますね。このことが国民共通の認識になるまで、安倍政権を追い詰めなければならないと思います。
ののはなさん、今回も有難う!!
珊底羅
2014年02月18日 17:04
 今日は。
 原発再稼働をいう人は核の塵の処理は絶対に言わないから。つけは人にさせて終わり。一般の人も知るように努める。無駄使いはやらないようにしないと。
2014年02月21日 02:30
素人が考えたって・・・安いはずがない・・・
ダムの管理費だって・・・保安員が昼寝しながらのんびりとやってるよ・・・
原発は不要・・・
よくぞアップしてくれましたぁ~  ナイス!…☆
2014年02月21日 21:57
春は足踏みしながらやってきていますが、この国の春は本当に遠いですね。
このままではとてつもない不幸な国になっていくのではないでしょうか。
いさめる人もなく、大きな権力を握ったと我欲が突っ走っています、安倍さん。
でもこのままでいいはずがありません。
必ず失脚すると信じてます。

メールありがとうございました。
新PCにまだ不慣れなので、ブログのコメント欄は閉じているのです。
いろんなソフトが入っているからゆっくり見ています。
次回あたりからはコメント欄を開けるように頑張ってみますね。
ののはな
2014年02月23日 22:08
♡゚。あきさん゚。♡
事故がなくても決してコストは低くない原発なのに、なぜ日本を原発列島にしてしまったのか。今日TVで3.11の津波の様子をやってました。あの日の恐怖を忘れないために、息子さんをなくされた方が語り部をなさってました。こうした営み大切ですね。もう二度と同じ過ちを繰り返さないという一人一人の決意が。戦争もそうだし、原発事故も、津波や地震等自然への畏怖も。

>使用済み核燃料と、
>今後廃炉の作業が本格化したときに出てくる
>放射性廃棄物を保管する場所がないと言うこと
これも大きな課題ですよね

それらをすべて楽観主義で生きておられる方がこの国の舵取りをしているのですから。選挙で勝ったから、どんなことをしてもいいなどと勘違いしてますね。

>日本のエネルギー政策は完全に破綻している
>このことが国民共通の認識になる

そうですね。ここが目標ですね。息長くがんばりましょう!!
ののはな
2014年02月23日 22:11
♡゚。珊底羅さん゚。♡
いつもブログ読んでくださってありがとう!そしてコメントも。感謝感謝です。
どうしたらこれをもっと拡散して多くの人の常識とできるか。
ブログは限られているからと、ツイッターに移ったという方多いのですが、珊底羅さんにはないかいいアイデアお持ちかしら?

ののはな
2014年02月23日 22:22
♡゚。デミさん゚。♡
いつもブログを読んでくださってありがとう!!本当はこんなブログいやなんですよ。わたしはのんびり好きなことやっているのが大好き。でももうこの時代の空気怖くて怖くて。いつのまにかこんなブログになってしまった。で、知識も文章もまずく、読むの大変でしょう。改行すると読みやすいかなって思っているのですが、どうでしょうか。

そうなんでよ。わたし1980年に当時国会議員だった「中山千夏」の視察って形で、「公害」という本を書いた宇井純さんの研究室の人たちと一緒に東海村を見学したのです。電気をふんだんに使った贅沢なPR館に案内されて、それこそ原発はすばらしい!と。それ以上奧には入れてくれませんでした。1995年、東電の労組の交流会ということで柏崎の原発に行ったことがあります。そのときは炉心の上まで案内してくれて、わたし足ががくがくでした。その夜の交流会、原発反対など誰もいう場ではなく・・・なんと女性がわたしひとり。なんともいやな思いをしました。たったひとつの施設しか見ておりませんが、水力発電の施設しか知らなかったわたしには、もうすごく広い敷地にものすごく大きな施設。ここから核を積んでいつでも飛び立てるな、この海の岸壁に原潜船を横付けにできるなって思いましたね。
原子力って言葉もまやかしですね。核って言えばいいものを。
ののはな
2014年02月23日 22:30
♡゚。涼さん゚。♡
新しいPCに慣れるまでたいへんですよね。機械が身体化するまで時間がかかりますね。で、コメント欄のこと了解しました。
 そうなんですよ。社会という目をもたなければいけないのだと、これほど教えてくれる人はいなかったですね。この人には狭い世間しかないって「阿部謹也」先生が心配しているのではないかしら。これが日本の政治屋さんの最大の問題点ですね。
 昨日は道徳の研究授業を、わたしの相棒の先生が。「他の人たちがどう思っているのか」「他の人に迷惑をかけているのではという視点を」「もっと謙虚に」などと生徒の声を板書してましたが、国会にいる人たちにこの言葉を聞かせたいですね。あなたたちはこの子ども等の声を真摯にうけとめられるだろうかと。
2014年03月12日 18:53
 そういえば毎年、都立高校の生徒一人一人に(ということは、多分日本中の高校生に)、原発の広報団体から原発は如何に安全で安価かということを、宣伝する見かけは大変豪華で、中身はスカスカのパンフレットが送られてきていました。
 最初のころは一応生徒に配布したのですが、持って帰る生徒はゼロに等しく、生徒は、ごみ箱に捨てるのはまだましな方で、大部分の生徒はその辺に放置していくものですから、そのうち希望者だけに配布して残りは(つまり全部)最初から資源ごみにしていました。
 その広報団体は、多分天下りの人たちのための団体で、仕事らしい仕事はろくになかったのではないかと思っていました。
 ある年には、こちらは修学旅行担当で、修学旅行では大変重要な小冊子を印刷するための予算の出所がなくて、原稿を全部自分でワープロで打ち込んで、印刷と製本だけを何とか印刷所でやってもらっていました。それだけに豪華で空虚なパンフにはすごく割り切れない感じがしたのをよく覚えています。
 そういう人件費やパンフ代というのは、どこから出ていたのかな?また原発の費用に入っていたのかな?
ののはな
2014年03月16日 20:49
♡゚。馬の骨さん゚。♡
コメントありがとうございます!
そうなんですか。高校生にそういう立派なパンフが配布されていたのですね。日本原子力文化振興財団あたりかしら。そうですね。天下りでいい汁吸うためのポスト。それと選挙の時に動くのではないかしら。原発推進党員の応援で。原発の費用でしょうね。「原発ホワイトアウト」には割高に発注してもらって、通常の差額分の半分くらいを原発推進のために動く陰の組織に回している話が載ってましたが、そうなんでしょうね。そのあたりをもっと調べなくてはと思っていました。脳に刺激ありがとうございます。忙しさにいろんなことが流れてゆきます。

この記事へのトラックバック