戦争をはじめたがる権力の本質

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風に向かっての旅

著者:ペーター・ヘルトリング
 1933年北ドイツ生まれ
 新聞社、出版社勤務中から
 詩や小説を発表
 1970年頃から
 子ども向けの作品を
 書きはじめる

訳者:上田真而子
 広島生まれ
 マールブルグ大学で宗教美術を学び
 現在ドイツ児童文学の紹介に活躍
 ヘルトリング、エンデ、リヒターなど
 多くの作家の本を翻訳


本のカバーに記された紹介文・・
・・殺された兵士の死体、靴底にかくされたぶ厚い札たば。ベルントは森の中で、見てはならないものを見てしまった。第二次大戦が終わった直後、孤児になったベルントは、おばさんとウィーンへ逃れるとちゅう、オーストリア国境の小さな村で、いつくるともしれない列車を待っていた。混乱の中での異常な体験、恐怖―それはまた、少年にとって胸おどる冒険の日々でもあった。
作者ヘルトリングの少年時代が投影する新作。



洗濯物を干していたら
かわいいちびっ子たちのざわめきが・・・
ベランダから覗いてみるとマンションの下
20人ぐらいのかわいい赤帽をかぶった子どもたち
2人の先生が前と後に
どこの保育園の子たちかな
ここを通るってことは
あの橋を渡って図書館へ行く子たちだね

あっあのリュックはさやちゃんだ!
「さやちゃあ~ん」
子どもたちの視線がマンションの窓を捜している
でも目線は合わなかった
子どもたちは先生にせかされて横断歩道を渡っていった

ああいけないことしちゃった
つい叫んでしまうなんて
ちょっぴり後悔
でも好奇心は抑えられない

そうだ
ババも図書館へ行こう


家事を終えたババはるんるん
日傘をさしてゆっくり歩いて5分
図書館の児童書コーナーをそっと覗いてみる
あっいたいた
子どもたちの自然な姿をそっと見るのがいいんだ

でももう帰るところですでに整列していた
ひとりの子が先生に叱られている
悪いことしちゃったんだね
図書館の人にごめんなさいをしている

気がつくともう目の前に先生が
「暑い中、ご苦労様です」と挨拶すると
子どもたちが
「あっさやちゃんのババ・・・」
「車に気をつけて帰ってね」と声をかける
さやちゃんは「なんでここにババが・・・」って顔している
でも列も崩さず、ちゃんといい子で帰って行く

ほっとしてわたしは児童書コーナーへ
久しぶりだ
ざざっと本のタイトルと本の紹介文を読み
3冊の本を選ぶ

そのひとつがこの「風に向かっての旅」
ペーター・ヘルトリングはよく読む作家
でも作家名は気にせず選んだ

読み終わってからわかったのだが
この本はペーター・ヘルトリングの少年時代が投影された作品
「1944年から1946年のあいだ、わたしは、今日アフリカやボスニアなど多くの地域でひどい目にあっている子どもとおなじようなことを体験しました。親をなくし、戦争にまきこまれ・・・」

内容を簡単に説明すると
・・主人公のベルントの父は、第二次大戦のロシアで戦死
それを知った母は、精神をおかしくし川で溺死
孤児になったベルントを
母の姉のカルラおばさんがをひきとってくれたが・・

ヒットラーがソ連にやっつけられると
チェコに住んでいたドイツ人は追い出されることに

ベルントにとってブルノはふるさとだった
しかしドイツ人であるために
チェコのブルノから逃避行がはじまった

チェコとの国境沿い
オーストラリアのラーで足止めされたベルント

両親を失い
どこへ行くのかもわからぬまま
おばさんは母の形見のネックレスを食料と交換
子どもであるベルントにはどうすることもできない

さみしくてひとりっぽっちのベルント
自分が小さくなって太陽にとけてしまって
点になったような感じがする

そんなベルントの前にあらわれたのがすてきなマイヤーさん
マイヤーさんはレールを走る線路カー・ドゥライジーネにのせてくれた
風を切って、風に向かって走るドゥライジーネ
それはこの蒸し暑い町からの脱出
苦しい現実からの脱出
自分の気持ちをわかってくれるのはマイヤーさんだとベルントに思わせた
が・・・マイヤーさんはベルントを利用したかっただけ
利用されて命の危険にまでさらされたベルント
しかし・・・


これ以上説明しちゃいけないね
子どもの心になって読んでみてください


戦争をはじめる権力者の本質
カルラおばさんがうまく言ってくれている

「わたしたちの世界がじっさいはどんなものだったかわかる?
ナチのおえらがたはうまく立ちまわって逃げてしまった。
そのつぐないはみんなわたしたちちっぽけなものがさせられている。
それはおえらがたには計算ずみなのよ。
わたしたちには道徳だの勇気だのってお説教しておいて
自分たちのしていることったら、なんと下劣なひきょうなことか。」


勝手に法律をねじ曲げて戦争をやりたがって
人に偉そうなことをのたまわって
自分だけ安全地帯にいる権力者ってどこでもこうなんだ


国民のみなさま言っておきますけれど
今問題になっている「集団的自衛権」
レレレのシンゾー君は国民を混乱させようと
言葉巧みにあれやこれやと無責任に論点をずらし
はぐらかしているのですが本質を見誤らないでくださいね

論理的にものごとを考えようとすればするほど
わからなくなるのが
この間の政府の言葉あそびなんですから


今政府が言っている「集団的自衛権」というのは
決して紛争は近海で起きて、
日本人が危険な目に遭う場合を言っているのではないのですよ
それだったら個別的自衛権で十分なのです
いくら平和憲法があるからと言って
自衛のための武力を否定しているのではないのですよ

政府が言っているのは・・・
アメリカが世界の正義の味方みたいにして
あちこちの紛争に口出しして
軍を派遣している紛争地帯に
家来なのにどうして日本が行かないのか
いや行くべきだろうと言っているのですよ


ここのところをうまく誤解させられている方が多いような気がして
あえてこんなことを書いています

韓国の軍隊でなにがおきているかしっかり見ておきましょう
集団的自衛権を認めた先にはああいう姿があるのですよ

あなたのかわいい息子さんを韓国軍の兵士のような姿にさせますか
あなたはあのお母さんのように息子さんに呼びかけますか

もうレレレのシンゾウ君のだまし言葉に騙されないように
TVは消して児童書でも読む方がいいかもしれませんよ

あるいはサッカー観戦でも
負け試合は見たくないという方
なにも応援はサムライジャパンにとは限らないのでは
今日のイランとアルゼンチン戦をわたしは見ました
サッカーって面白い種目ですね
スポーツ観戦が大嫌いだったわたしを夢中にさせるくらい

昔、ワールドカップが4時に始まるという日に
わたしはある会議に出席していました
早く終わらないかな
終わり次第TVにかじりつこうとじりじりしていました

そこで司会がちょうどサッカー部の顧問だったので
「もう勤務時間外ですよ。
こんな会議をしているより
もっと有意義な時間の使い方があるでしょう。
議事は次回に回して、TVのチェンネルをサッカーに!」
と提案するとみんな大笑い、なんと閉会になりました

ナイスな司会者でしたね


さてさてあっちへふらりこっちへふらりで
おつかれさまでした
さいごまでおつきあい下さってありがとうございます

最後にひとこと

<おいおいタカムラ君(あえて)、一体いくらで魂売ったの?>





はじけるしゃぼん星

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この記事へのコメント

2014年06月23日 11:56
私も今朝、「集団的自衛権」の嘘についてアップしました。そしてののはなさんのブログを訪問して、ののはなさんのお話の方が、深みがあって読む人の心にしみこみやすいと痛感しました。
でも・・・図らずも同じ日におなじテーマを扱っているのは、私にとってうれしいことです。
2014年06月25日 01:54
軍靴の紐一本も切れて商売になります。大企業がザァーと戦時体制に文句を言ってません。ただ日本製品ボイコットが始まりますと、覚めます。大企業といえど、韓国、中国の貿易が連続減は恐いんですと思ってます。
2014年06月25日 02:15
ザァーと皆が戦前みたいに。。戦時体制に文句を言ってません。(このコメントは上の補足です。すいません。)
後、書かせていただければ、2期目のオバマはきわめて評判が悪くなりました。皆保険を確立できてないので。安部は、米の中間選挙、従って民主内抗そうと大統領選の党同士の闘いに勝ちたいという様々の流れの一部に支持されているだけです。クリントン、共和党の大統領からみても、憲法を変えない限り戦争はできないことは知ってます。知らない政治センスなのは、政治学を学んでの安部だけですよ。
いずれにせよ、日本国民の平和を護る気概は固めたいですね。9条を護るため、長い戦後なので、ひと踏ん張り段階でしょう。日本国民の反戦争の気持ちが、米軍基地撤去までいいくことが恐く、アメリカは「大人」ですと思います。
2014年06月27日 02:40
詳しいことは、わかりませんが、韓国の兵隊さんは、かわいそうですね。
私も、なんというか、小さいオカルト的な世界では生きていけない人間なんです。
自由に、のびのび、何でも思ったことが言える世界であってほしいです。
勿論、個人攻撃はいけませんけどね。
珊底羅
2014年06月29日 14:13
 今日は。
 小沢一郎が語る。
 「民よ、もっと声を上げろ」
ののはな
2014年07月02日 22:24
♡゚。あきさん゚。♡
こんばんは。とうとう・・・ですね。先週から官邸前に何度も足を運びました。地方からも大勢の方々が。みな必死の思いでおられました。安倍政権は国民の声が雑音にしか聞こえないようですね。次回これについてはなにか書きたいと思っています。あきさんと同じようにいろんなことに反応しているのだと感じます。
ののはな
2014年07月02日 22:30
♡゚。さとし君゚。♡
そうですね。過去の戦時にも多くの資本家たちは金儲けしましたね。戦争中は良かったという話を聞くとびっくりしますが。日本製品のボイコットですか?
 安倍は相当おバカなんですね。アメリカの軍人とつるんでなにがいいことあるのでしょうか。国民とこんなに乖離した政権。もう今日はなにもやる気がでません。
が、7/4はとりあえずまた官邸前に行きます。相当警備がきついです。歩く道さえも制限されますので、いっそ優雅なワンピースでも着てしゃなりしゃなり行った方が自由かも。がんばります。
ののはな
2014年07月02日 23:02
♡゚。さよさん゚。♡
うちの孫がこのところ泣くのです。「戦争にならないよね。パパが戦争にいかないよね」って。で、大丈夫よ。日本は憲法で戦争をしない国って書いてあるから大丈夫よ、と何度もなんども言ってきかせるのですが。「どうして戦争しないってわかるの?ほんとうなの?」って泣くの。困った!それで今日は井上ひさしの「『けんぽう』のおはなし」って本を図書館で借りてきた。その本をみつけて「ババ借りてきてくれたの。読んで!」ってせがまれて・・・今わが家では「けんぽう」って言葉が一番人気です。TVのニュースの時間、3歳の孫が「いまけんぽうって言ったよ」って教えてくれる。国や政府がきちんと憲法で縛られている国でありますように。憲法学者さんたちにもがんばってもらいたい。
ののはな
2014年07月02日 23:05
♡゚。珊底羅さん゚。♡
きっと自衛隊は今でも64%くらいしか定員満たしていないから、これからはもっとなり手がいないでしょうね。となると、ほんと徴兵制でしょうね。そのときはじめて多くの人はわがこととして受け止めるのでしょうね。でないといつまでたっても人ごと。そういうのが哀しい。
2014年07月04日 09:26

>今政府が言っている「集団的自衛権」というのは
 決して紛争は近海で起きて、
 日本人が危険な目に遭う場合を言っているのではないのですよ
 それだったら個別的自衛権で十分なのです
 いくら平和憲法があるからと言って
 自衛のための武力を否定しているのではないのですよ

今朝、BSの「カーネーション」を見ながら息子がぽつり・・・

終戦にいっそのことアメリカの植民地になっていれば今回の事(「集団的自衛権」)だってみんな納得するんじゃないの???

だって(@@)
だから「日米安保」があるんでし???

そうなんです。
若者達はネットで会話していろんな事学んでますよ。
官邸前に集まった若者たち。戦争体験してきたおばあちゃん、おじいちゃんたち。
いくら声をあげても届かない。消されてしまう。
何だっていうのよ。
あの山口さん。
いつだって自分の身が大事。反対のポーズをとっても結局「賛成」に回る卑怯者。

>政府が言っているのは・・・
 アメリカが世界の正義の味方みたいにして
 あちこちの紛争に口出しして
 軍を派遣している紛争地帯に
 家来なのにどうして日本が行かないのか
 いや行くべきだろうと言っているのですよ

だから・・・。安倍さんが率先して行ってくださいよ。

この怒りはどこにぶつけたらいいの???

すみません。ののはなさんのブログで叫んでしまいました

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